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新しい工法と、よその子は育つのが早い。

ひと昔前までは、

大工さんの頭の中に図面があって、
その場でぱぱっと図面を描いて建物が建っていました。

しかし、地震や台風、ゲリラ豪雨などの災害が多い近年、
住宅は、様々な工法で建てられるようになりました。

この業界で仕事をしていると知人からよくこんなことを聞かれます。

「この会社のこの工法で設計してもらったけど、この間取りをこう変えられる?」

「特殊な工法らしいんだけど、ここの柱なくせる?」

人生で一番の買い物と言われるマイホーム。

建築の知識が全く無くて、トンチンカンなこと聞いてしまってるかも?と
不安になるのも十分、分かります。。

分かります。。

ですが、そんな時に私が一番に言うのは、

「まずは、設計してくれたメーカーさんに相談してみましょう」

え?話聞いてくれないの?冷たくない?

と思われた方もいるかもしれないですね、、しかし

従来の木造(在来軸組工法)以外にも、鉄骨を組み合わせた工法や、
独自の金物を用いた工法、ダンパーを使った免震構造などなど、、

メーカーさんは、過去の膨大な資料をもとに複雑な計算や実証実験を重ね、

独自の工法を作り上げています。

いわば、それぞれがそれぞれの工法のプロです。

私も、もとは構造設計事務所で構造設計や構造計画をしてきた構造屋ですが、
チラシなどで見る新しい工法に感心するばかりです。

新しいだけでなく、建てられた家のデータを元に改良されどんどんアップデートしていくんですよ。

怖いですね。

置いていかれないか心配です。。

話が逸れちゃいましたが、勇気を出して聞いてみてください。

「んなことできるかバカヤロー!」

なんて言ってくる頑固親父みたいな人は一人もいませんよ。

意外にも無理かな?と思っていたことも出来たり、

もっと良い提案をしてくれたり、

そうやってお客さんとやり取りを重ねることで、

良い建物は出来ていきます。

設計士は提案をしてもらえば貰えるだけ喜びます。

うひゃうひゃ喜びます。

そういう生き物です。

ぜひ、設計士を喜ばせてあげてください。

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