日当たりの良い場所で猫は寝る。
今日は、
家建てるときに気になるベスト3に必ず入ってくる
「日当たりと通風」
についてぼやきます。
まず、日当たり(採光)について、
建築基準法では、住宅の用途の建物には採光についての制限があります。
ざっくり説明すると、
室の面積に対して1/7以上の明かりが取れる窓をつけてね。
って制限です。
よく分からないですよね。
。
人は、ずっと真っ暗な中で生活していると不健康になります。
日光を浴びないとビタミンDが~とか、体内時計が~とか、そんな話です。
最低限部屋の中が明るくなるように窓をつけてねっていう法律です。
この1/7という数字は他の用途の建物に比べても、
結構大きい方なんです。
人が生活する拠点となる場所だからこそ、窓は多いほうが快適なんですよね。
そんな中、私が勝手に思っている住みよい窓の位置について話します。
まず、窓の配置は、内的要因と外的要因の2つから考えられます。
そのため、一概にここの位置に窓を置いたほうが良いとは言い切れないです。
難しそうですね。
でも意外と簡単なことです。
a.内的要因:部屋内の家具の高さや風通しの良さ
今の自分の生活を考えてみると、
椅子に座って食事をとるのか、
ラグを敷いた床に座って食べるのかでも窓のほしい位置は変わってきます。
床に座る場合は、目線が低くなるのであまり意識はしませんが、
椅子に座って食事をする場合は、
ダイニングの椅子に腰掛けたときに視線の先に外を見れる窓が合ったほうが、
視線が抜けて息苦しさを感じなかったり。
置く家具によっても変わります。
腰ぐらいまでの棚を置くのであれば、
引違いの腰窓を設けることができますが、
背の高い棚を置くなら窓が邪魔になってしまいます。
ですので設計途中であれば
その図面の家に自分が降り立ったイメージをしてみて、
(今使ってる・今後買い揃える)家具を置いた部屋をイメージするといいかもしれません。
b.外的要因:ざっくりいうとお隣さんの窓の位置です。
せっかく大きな窓を設けて光を取り入れようと設計をしても、
窓の先がお隣さんのベランダや窓では、
年中カーテン閉めっぱなしになります。
↑建売の展示に使われていた住宅ではよくある気がします。
大きな窓でお隣さんと、こんにちは はなるべく避けたいですのね。。
敷地を見に行った時に
お隣さんの窓の位置,
接道面からの視線,
接道面の反対車線からの視線を
確認するといいかもしれないです。
窓の種類については、
どの窓が良いとかは特にはない気がするので、あとは好みかなと思ってたりします。
年配の建築士の方の中には、
「外倒し・打倒し・滑り出し窓は壊れやすいから使わんほうがええで」
とおっしゃる方もいたりしますが、
今の規格では問題ないと思います。
タイトルにもあるように、
ペットを飼っている方は、
いつもどこで日向ぼっこしているか
観察してみると新しい発見があるかもしれません。
猫が寝てくれる窓の位置が、
正解の窓の位置です。
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