AALTO
観てきました。
『AALTO』
アイノとアルヴァ、2人で交わした親密な手紙のやりとりとともに、彼らがともに過ごした空間や、世界的に名をあげるきっかけになったフィンランドのヴィープリの図書館、客員教授としてアアルトも教鞭を取っていたMIT(マサチューセッツ工科大学)の“波打つ外観”が特徴的な学生寮のほか、2人で多くの時間を過ごしたアトリエの様子など、未だ多くの人々を魅了し続ける美しいデザインとともに、夫婦がやりとりしたそれぞれへの想い、過ごした濃密な時間が切り取られている映画になっていました。
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建築家として苦しい時期は、家具デザイナーとして
家具ブランドが苦しい時期は、建築家として、世界に名を残してきたアアルト。
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どこかの設計事務所に似ているような...
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おごがましいですね。
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勉強になります。
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アアルトの家具は今見ても無駄がなく素晴らしいデザインをしているんですよね。
フィンランドなど北欧特有の感覚というか、
どこか日本に近しい感覚もあり、日本でも北欧家具ファンは多いです。
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個人的には、学生時代に見て強烈なインパクトを脳裏に焼き付けた
アアルト大学内の「オタニエミ礼拝堂」が好きなんですよね。
(設計はフィンランドの建築家カイヤ&ヘイッキ・シレン夫妻ですが、)
最低限の構造が織りなすリズムのあるデザイン。
屋根に掛かる荷重をタテの木材で負担して、下端に取り付いたブレースが隣の木材に荷重を伝える。
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地震や台風などの強力なヨコの力を気にしないで、
建物自重や積雪などのタテの力についてのみ考えられたシンプルな架構。
日本だと、座屈が~とか、剛性が~とかなるんでしょうね。
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良いなあ、
この建物は憧れです。
無駄がなく、シンプルでいて、カッコイイ。
そんな建物を設計できる建築家になりたいものです。
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